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儲けを生み出すリードタイムの短縮方法

企業の儲けと関係する生産リードタイムとは?

生産リードタイムは各社によって定義が若干異なっています。
しかし一般的には「生産を始めた時点から出荷した時までの期間」と言えます。
この場合の生産リードタイムは、あくまで「工場内」でのリードタイムとなり、会社全体での生産リードタイムとする場合には「受注を受けた瞬間から受注先への納品が完了した時までの期間」となります。
つまり、何を基準に考えるかによって生産リードタイムは少し変化してきます。
いずれの考え方であっても、生産改善において生産リードタイムは非常に重視されている指標です。
ではどのように生産リードタイムは重視されているのでしょうか?

生産リードタイムの短縮はマーケットの要求に対応しやすい企業の証拠

生産リードタイムの長さは企業の機敏性に関係してきます。
例えば、Aという製品の生産に関して生産リードタイムが1ヶ月とします。
この場合は一度受注を受けて生産がスタートしてから1ヶ月の間は生産をずっと続けるということになり、その間は製品Aに関しては変更を加えることはできなくなります。
しかし製品Aの生産リードタイムが1週間である場合には、1週間後には生産が一旦終了しますので、製品Aに変更を加えることができるようになり、変更を加えた生産を再び行なうことができるようになります。

さらにマーケットの要求の変化は目まぐるしくなっており、さらに資材調達に関係する費用も経済状態によってかなりの変動を受けるようになってきている現状もあります。
そのため生産リードタイムが長くなると、こうしたマーケットの変化や経済事情の変化に対応することが難しくなり、結果として生産管理業務の目的である「儲け」を生み出すことができなくなることもあります。
ですから生産管理において生産リードタイムの短縮は対応力のある工場や会社作りには欠かせないものと言えます。

生産リードタイムを短縮するメリット

生産リードタイムを短縮することで工場はマーケットの細い動きにも素早く対応することができると共に、「儲け」を出す点でも大きなメリットがあります。
1例を考えてみましょう。
D社からAという製品の受注が10,000個あり、この10,000個の生産を80日間で納品するとします。
この時の生産リードタイムを2週間にしてしまうと、10日の営業日の中で毎日生産しなければいけない量は1,000個になります。
しかし2ヶ月ある納品までの時間を満遍なく利用するのであれば、生産リードタイムを1週間で設定し毎日125個の生産で十分ということになります。
こうすることで生産には余裕ができ、D社からの生産だけを大量に行なうのではなく、他の受注を受けることもできるようになり結果として「儲け」を生み出すことができます。
その上、従業員の負担も分担できるようになるので、全ての従業員の仕事量は平等になります。
ですから納期までの時間が長いという場合には、製品管理業務を行なう者が正しく生産リードタイムを設定することは重要です。

生産リードタイムに影響を与える生産ロットサイズ

生産ロットサイズとは納品を行なう際の単位の事で、1注文での生産量とも言う事ができます。
しかしこの生産ロットサイズは注文の量によって異なってきますので、ロットサイズは工場の側で調整しなければいけません。
例えば簡単に説明するなら、1受注が100個の製品の生産の場合には100個の製品が1ロットサイズとなります・
しかし受注が1個の製品であった場合には、1ロットサイズは1個の製品ということになります。

ですからロットサイズに関しては統一を図り、原則として1ロットは1製品として規定しておくことも大切です。
これを怠ると同じ製品で同じ1ロットサイズと言っているにも関わらずA社からの受注は1,000個生産を行なわなければならず、B社の場合には10個の生産しかないということもあり得ます。
同時に1ロットサイズが異なっていると、同じ製品で同じ1ロットサイズの生産に必要な生産リードタイムが異なってしまうことが生じ、生産現場を混乱させる事になります。
ですから工場内においては生産管理業務を正しく行なうために、生産ロットサイズは1製品と統一するようにしましょう。


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