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重要性が増す資材調達‐上手くいかない理由と解決策

資源調達の重要性が増している

現在の製造業は水平性の分業型になっているため、製品を作るというよりも部品や資材を集めるというイメージに近くなっています。
そのため、資材調達をどのように行なうのかということが、「儲け」や経営状態に直結するようになり、生産管理における資材調達の重要性は増しています。
製品の生産の中で一番費用がかかっている部分は資源などの材料費であり、この部分でどれだけ節約できるのかがまさに会社の命運を握っている状態です。
多くの企業の資材調達部門では、どのように安くて安全な資材を調達できるのか頭を悩ませているのが現状です。
この問題を解決できている企業はマーケットにおいて優位な立場を得ています。
ではなぜ資材調達は難しいのでしょうか?

なぜ資材調達が難しいのか

単純に資材を集めるだけということであれば、資材調達部であれば問題なく行なうことができるでしょう。
しかし資材を購入するということは、費用のかかっている材料が手元に置かれているということになり、多すぎる在庫は会社や工場の経営を圧迫するようになります。
とはいえ資材は大量に購入することで単価を下げることができるので、資源調達部門はなるべくまとまった量の受注を行いたいと考えるものです。
大量に注文することで単価を下げられるものの、大量に購入するなら大量の在庫を抱えることになるというジレンマがここに存在しています。

ここで必要な分だけを購入するという方法を取るとどうなるでしょうか?
確かにこの方法であれば在庫数をコントロールすることができるので、大量の在庫を抱えてしまうことはありません。
しかし少量の購入の場合には、資材メーカーは納品の度に会社を訪問しなければならなくなり、その結果経費が増し、その経費は材料費に反映されるようになります。
そのため購入金額が割引されることはなく、資源購入原価が高くなってしまう上に、万が一の事が生じた場合には資材の欠品になる可能性もあります。

では大量に購入することで在庫が多くなるとどうなるでしょうか?
在庫が多すぎるために在庫管理が複雑になってきてしまい、年度末の棚卸しの時期には必ずと言っていいほど在庫の帳簿が合わないという事態になります。

MRPと現物管理による在庫コントロール

在庫のコントロールは非常に難しいものです。
では、どのように適切な在庫管理を行なうことができるのでしょうか?
1つ目の方法はMRPという資材所要量計画で、これはパソコンを使って行なう方法です。
具体的に言うなら、在庫の現状と部品表のデータをMRPというソフトに打ち込むことによって資材の今後の必要予測を行い、さらに適切な資材発注量を決めてくれるということです。
これはロジックにしたがって行なうことなので、在庫管理の経験がない人であっても数字を入力するだけで適切に在庫管理業務を行なうことができます。

もう1つの方法は現物管理の方法で「ダブルビン」と呼ばれるものです。
こちらは先程のようなデータによるものではなく、誰でも試せる見た目で在庫の有無や需要を考慮するということになります。
この「ダブルビン」のビンとは比較的大きめの箱のことで、2つの箱を使って在庫を管理する方法です。
2つの箱の中には資材が入っており、1方の箱の中身を使い終わったら空いた箱の分だけ注文をし、それを繰り返すという方法がダブルビンです。
しかしながらこの方法では在庫が欠品してしまうことは決してないものの、高価な資材の在庫を大量に抱える可能性もあるので、まずは安価な在庫から始めるようにしましょう。

このダブルビン法を行なう時には、5Sをしっかりと行っておく事は大切です。。
5Sの中の整理整頓はダブルビン法の基本となります。

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